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2021 / 07 / 21 08:00
③ろまんちっくなでんせつ

天照大神の孫、ニニギノミコトが海路上陸されたのがこの黒瀬海岸であり、古くからこの一帯は神渡(かみわたり)とも呼ばれている。
また、ここに第一歩を踏んだ際、土地の神様シヲタキノオキナなどのおもてなしを受け、尊はそのお礼に舞を踊ったとされる。
この時会ったのが、大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘コノハナサクヤ姫である。尊はたちまち美しい姫を嫁にもらいこの宮ノ山にて新居を持ち、新婚生活を送る。
やがて、もっと広いところを求めて加世田の地に移り、加世田舞敷野(もしきの)にたどり着き、笠沙の宮を建てられた。
この物語は古事記や日本書紀にも記され、のちに、海幸彦、山幸彦の神話につながる日本発祥の地とされている。